建築書ガイド#0【建築書を読もう】
建築学科3年の谷繁です。
同世代向けに建築読書ガイドを始めます。
(以降意識高めの文章が続きます。)
僕は学部3年の分際で輪読会を主宰しています。
そのせいか同期から
「何を読めばいいの?」
と聞かれることが多いです。
正直答えはわかりません。
僕が答えられる立場でもありません。
でも先生たちには
「◯◯は読んだよね?」
とたくさん言われて、読んでみたい、読まなきゃと焦ります。僕もそうです。
そこで同年代の人向けに、建築書への入口を用意したいと思いました。
先生たちの話に出てくる名著たちが
どんな本なのか、
どういう時代背景を持っていて、
どんな影響を与えたか、
など簡単に書き留めていきます。
これから読む本の参考になれば幸いです。
また、建築書を読めば、すぐに設計課題が良くなるということはありません。
しかし、先人たちの考えを無視することは、これから飛び込もうとしている世界を自ら小さくすることでもあります。
また自分の勝手な造語ではなく、先人たちが大切にしてきた言葉を使うことで、より多くの議論に近づけると思います。
"建築と言葉"の海は広大ですが、航路を示す海図はわずかです。
僕のつたない案内でも無いよりはマシではぐらいの気持ちで始めます。
それではまず、「本を手に入れる」ところからスタートしましょう。
次回の#1はさまざまな本の探し方、手に入れ方を紹介します。